住宅ローン減税についての話 住宅コラムvol.24
こんにちは SHIN HOMEの黒木です。
9月までとは変わり、気候が秋らしくなってきました。
風邪など体調を崩してはいないですか??
少しずつ肌寒くなってきて、体調管理にも気を付けたい
です。朝晩と日中の寒暖差に注意してください。
今回のコラムはこの時期定番の住宅ローン減税について話をします。住宅ローン減税はずっと延長更新されている税制度ですので大きな変化はないものの、消費税の改正などに合わせて負担が増えないように控除率や控除期間など毎年調整されている減税措置となっています。
近年では、「カーボンニュートラル」を政府が掲げてから、住宅の省エネルギー化に絡めた減税措置となってきました。
こどもエコすまい支援事業は終わったけど・・
9月28日でこどもエコすまい支援事業という補助金制度が終わりました。
新築住宅1戸あたり100万円の補助金とあって、大変ありがたい制度でしたね。
この制度を受けるのに、省エネ住宅の基準を満たす必要がありました。
【住宅性能基準 = 高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する住宅】
【住宅証明の種類抜粋】
①長期優良住宅建築等計画認定通知書
②低炭素建築物新築等計画認定通知書
③建設住宅性能評価書
④性能向上計画認定通知書 他
2023年の住宅ローン減税は、省エネ性能に応じて住宅ローン減税額が違うので、注意が必要です。
その省エネ性能が上記こどもエコすまい支援事業の住宅性能基準ともリンクしています。こどもエコすまい支援事業は予算達成で終わってしまいましたが、引き続き省エネ性能は新築住宅選びにとってポイントの一つとなります。
省エネ性能に応じて住宅ローンの控除額が異なる!!
2022年から省エネ性能に応じて住宅ローン控除の借入限度額が異なっています。
省エネ住宅3つとそれ以外のその他住宅です。省エネ住宅はそれぞれ要件や証明書の種類が異なりますので、参考にされてください。
出典:国土交通省
1.認定長期優良住宅と認定低炭素住宅 : 住宅評価証明の①・②に該当
2.ZEH水準省エネ住宅 : 住宅証明書の③に該当
(断熱等性能等級5以上および一次エネルギー消費量等級6以上が該当)
3.省エネ基準適合住宅 : 住宅証明書の③に該当
(断熱等性能等級4以上および一次エネルギー消費量等級4以上が該当)
※2と3はまたは、建築士等が発行する住宅省エネルギー性能証明書でも可
最近は原材料高騰の影響で建物価格は高騰しています。
それによって住宅ローン借入額も増えている方が多いです。
そのため、借入額によっては、全額控除を受けられない場合も出てきますので、ご注意を。
住宅ローン減税について、詳しくは最寄りの税務署にお問合せください。
できれば住宅ローン全額を減税対象にしたいという方は、どの限度額に該当するかを確認しておいた方がいいと思います。
2024年からは省エネ性能が必須に・・・
2023年入居までは、省エネ性能に適合していなくても 3,000万円までは対象でした。
2024年からはなんと、省エネ性能が必須となり、省エネ性能に適合していない
住宅は住宅ローン減税が適用できないことに!! びっくりですね!!
住宅ローン減税は毎年改正していますが、令和4年の改正で適合義務化が盛り込まれました。
今までにない大きな改正かと思います。
来年住宅を検討されている方は、「省エネ基準適合住宅」かどうかも一つポイントとして、ご検討ください。
背景には、冒頭あげた「カーボンニュートラル」に向けた脱炭素社会の実現があります。
住宅業界は2025年4月から省エネ基準適合義務化も迫っており、そこに関連した改正だと考えられます。
ちなみに当社の住宅は・・・
最後に当社の住宅について少し触れます。
当社の住宅はこどもエコすまい支援事業に適した住宅建築をしていましたので、省エネ適合住宅に該当していました。
住宅ローン減税の申請に必要な証明書は別途必要なものの、BELS評価書において、断熱等級と一次エネルギー消費量等級を満たしていたので、ご安心ください。
これからも地球にやさしい省エネ住宅を建築・販売し、少しでもお客様の負担が減るような家づくりを進めてまいります。
引き続き住宅に興味がある方のお問合せをお待ちしています。